英語が少しできる人にとって、NBA記事の英語の見出しで一番よくわからないのがcouldとかshouldじゃないかなぁ・・・と勝手に思ったんでまとめてみました。自分もあいまいに理解していたところがあったので。まずとても読みやすい以下のサイトの最近の記事から例文の紹介です。
・NBA.com・・・選手の怪我、状態について。画像つき。
・RealGM・・・怪我、状態、契約の噂など。
・YahooNBA(Rotowireと書いている記事の見出し)・・・選手の怪我、状態について。
★助動詞を使った例文
まず例文をいくつか。以下、NBA記事の見出しより抜粋。
Could Miss Two More Games(あと2試合欠場するかもしれない)
Could Play Friday(金曜はプレーしそう)
Might Return This Weekend(今週戻ってくるかもしれない)
May Practice Friday(金曜日に練習をするかもしれない)
Should Return Around All-Star Break(オールスターブレークごろに復帰しそうだ)
Will Miss At Least A Week(少なくとも1週間欠場するだろう)
あと助動詞ではないんですがこういう文もよく見ます
Unlikely to Play Friday(金曜はたぶんプレーしない)
Not Likely to Play Friday(金曜はたぶんプレーしない)
Expected Back Tuesday(火曜に復帰予定)
Expected To Start(先発予定)
Plans To Play On Friday(金曜日に出場予定)
★助動詞の和訳
will、would、could、mightの和訳ですが・・・新聞の見出しではまず全部推量の「だろう」の意味で使われています。記事の本文で使われているならもっといろんな意味がありますが。
助動詞の意味の違いについてですが、ジーニアス英和大辞典「might」の項目によると「話し手の確信度はcould,might,may,can,should,ought to,would,will,mustの順に強くなる。」そうです。例えば、「Will Miss At Least A Week」という文ならwillが使われているので、欠場の可能性がかなり高いということを示しています。「Could Play Friday」という文ではcouldが使われているので、「出場しそうだけどどうなるかは微妙」という記者の気持ちが表れています。
★助動詞と一緒に使われる副詞
記事の見出しには助動詞だけでなく副詞(もしくは形容詞)も使われます。以下、ジーニアス大英和辞典の「perhaps」の項目より。
・推量の助動詞とよく一緒に用いられる副詞は下記のとおり
could,might・・・possibly
should・・・probably
will,must・・・certainly
・以下の副詞を話し手の確信度によっておおまかに分類すると次のようになる。
possibly,perhaps,maybe・・・50%以下
likely,presumably,probably・・・50%から90%くらいまで
inevitably,necessarily,definitely,certainly,undoubtedly・・・90%以上
たとえば「今週の金曜日にRアレンが出場する見込み」という文章に、maybeなどが使われていれば実際にプレーするかは微妙といえます。definitelyが使われていればまず間違いなくプレーする、ということです。
★おまけ(助動詞に関して新たに知ったこと)
・mayはめちゃくちゃ堅苦しい印象を与えます。気軽な会話ではまず使わない。
・shouldは話し手の期待が込められている。期待してないことには使わない。
・couldはcanより意味が弱くなり、同様にwouldはwillより意味が弱くなります。過去形にすると、丁寧な感じ、婉曲的な感じ、になります。
・willは報道記事の見出しだと意思未来と単純未来の中間の意味になる・・・まぁ「予定」というかんじです。この場合だけbe going toと同じ意味になります。
★一言
僕の中では以上のような理解をしてるんですが・・・・違ってたら教えてください。
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