★クリップス対ブラッズ
アメリカの2大ギャング組織は、CripsとBloodsというらしい。ともに南カリフォルニアから発展した組織だそうな。
・・・なんでこんなことを調べるはめになったかというと・・・セルティックス対ホークスのゲーム3の途中、ホーフォードにシュートを決められたPピアースがホークスのベンチに向かって下のようなジェスチャーをしたから。
これはギャングのサインで「ブラッズを殺せ"Kill a Blood."」という意味があるそうな。丸の部分がbで、立てた3本の指がkを意味するそうな。ちなみに親指と人差し指の間を少し空けるとcになるので、「クリップスを殺せ」というま逆の意味になるそうな。
で、ピアースのこの行動が"menacing gesture"(威嚇的なジェスチャー)と判断されて、$25,000の罰金になったそうな。試合の2日もあとなんすけどね。
★Youtube
ちなみにこれがピアースのジェスチャー動画。
以下、信憑性は全くないけど興味深かったYoutubeの書き込み。もう一回言うけど、信憑性は全くないからね!
・書き込み「みんなはポールがイングルウッド出身だってわかってない。彼はイングルウッドの高校に通ってたんだ。あそこはブラッドの高校だ。(アルにシュートを決められたあと)彼は自分がしょぼくない、ということをあのサインで示したんだ。彼にしてはバカだな、と思う。もっと違うやり方があったはずなのに。」
Most of the people on here don't know that Paul is from Inglewood, CA. and he also attended Inglewood High School which is a Blood gang school. He was letting Al know that he wasn't a punk. I'm not saying that it was smart on his part, but he should have handled it differently.
・書き込み「俺はイングルウッド在住だ。あれはブラッズのサインだ。おい、ポール、お前そんなバカじゃないだろ。NBAはイングルウッドじゃないぜ。ギャングが多い環境で育ったとはいえ、お前は違うだろ。大金持ちでボディーガードも運転手もいるのに。ギャングの仕事もしたことがなければ、銃やナイフも使ったことないだろ。そんな馬鹿なことするからボストンのクラブで刺されたりするんだよ。教訓だ。故郷を出たら自分の言動に気をつけろ。今は80年代じゃないんだぜ。」
I live in Inglewood... He threw up a Blood neighborhood gang sign..Come on Paul your smarter than that.. Dont turn the NBA into the ING..Just becuz you grow up around gangsters, it does not make you a gang member..He is a millionaire, with bodyguareds and choufers..Never put in work.Never shot or stabbed anyone.Doin shit like that is what got him stabbed up in that club in Boston..Where was his gang when that happened?The moral is:Watch what you do when your out of your hood.This aint the 80's
・書き込み「ポールはブラッズのイングルウッドファミリーだよ。バロン・デイビスもブラッズだ。彼は(ラッパーの)GAMEの息子の名付け親だ。ポールのあのサインの出し方と目を見てわからないやつは間違ってる。」
Paul Pierce is from Inglewood Family Bloods. Baron Davis is a Blood as a well. He is the Godfather to The GAME's son.
If you can't tell from the way Paul was holding his hand and the look in his eyes that he was throwing up the B, then you are mistaken.
★バロン・デイビスの映画
そういえば、デイビスはギャングをテーマにしたドキュメンタリー映画を熱心に製作中だ。デイビスの公式サイト(上記のリンク)で調べたところ、まさにクリップスとブラッズの抗争がテーマだった。
デイビスは祖母が死んでからギャングの生活に傾倒していったらしい。デイビス「俺の家族の多くはギャングだったり、ドラッグを売ったりしていた。そういう中で俺は育った。子供の頃、そういうネガティブなことを目にせざるを得ない環境にいた。テレビなんかじゃなく、家の中にそういう人がいたんだ。でも俺は祖父母が誇りに思うような人間になりたいと思っていた。・・・俺はバスケを逃げ道に使ったんだ。」
白人監督Stacy Peralta「白人の子供が武装して、ギャングを形成して、殺し合いをしたとしよう。そんなことになったら政府は普通どうする?(普通何かするだろ)・・・しかし40年もたつのになぜ黒人の子供は巻き込まれているんだ?なぜ有効な対策がないんだ?俺たちは(白人と黒人を)違ったふうに見ているのか?・・・白人の子供にそんなことが広がるのを政府は許さないはずだ。国のイメージをおおいに傷つけることになるからね。」
Gang culture is a subject close to Davis' heart. When his grandfather Luke Nicholson died when Baron was 14, the player said he drifted toward gang life because "there was no (positive) male figure" to emulate.
"I grew up in a household where a lot of people in my family were in gangs and involved in drugs," he said. "As a child, I got to see, up close and personal, all the negative things. Instead of watching them on TV, they were right there in my household. But all I wanted to do was make my grandparents proud of me. I saw other kids that never listened. That's one thing I did. I used basketball as my (escape route)."
Peralta wonders what is taking so long.
"Imagine if white American teenagers were forming gangs, arming themselves with semiautomatic weapons and killing one another — what do you think the response of theUnited States government would be? Why is it, then, that 40 years later, black kids are still involved in this and there is no viable solution? Does that mean we rate them differently?"
His theory: "I don't believe our government would allow such a thing to ever take hold in white America, as it would cause too much of a blight on our country's image."
★余談
・Dスティーブンソンも首を切る仕草で、25000ドルの罰金。なんかこれ多いっすよね。ジョシュ・スミスとかもしそう。つーかやってたよね。これってそんなに自然に出てくるジェスチャー?まぁ、これがカルチャーなんすかねー。
・クリップスとか全然知らんから、単なるピアースの罰金記事を読むのにえらい時間がかかってしまった。
・まさに余談ですが、ギャングのことを調べていると「スタンリー・ウィリアムズ(ギャングの中心人物)はノーベル平和賞にノミネートされた」ということがわかった。・・・そんなことがあるんすね。そして「改心してもだめなものはだめ」と、彼を死刑にしたのがシュワちゃんらしい。男らしぃ。
・調べるたびに新しいことが出てきやがる。ショッキングなことも。まぁ、これ全部含めてNBAですからね。
最近のコメント