★アーテスト
以下、ロケッツの選手について、アーテストのコメント。
マグレディーについて、アーテスト「トレイシーはオフェンスで試合を支配でき、俺はディフェンスで試合を支配できる。」
Rアルストンについて「ラファーは俺のアイドルだ。ラッカーパークでプレーしていた彼を見て俺は育った。NYのやつらはみんな彼を尊敬して、誇りにしていた。彼はひどい地区で育ちながら、ストリートバスケをして、自身のプレーを昇華してNBAのスターの地位まで登りつめた。尊敬しているし、祝福もしている。」
バティエについて「俺とシェーンは昔AAU(少年アマチュアチーム)で一緒にプレーしていた。彼とのプレーはいつも戦いだった。15年前の彼は、俺よりはるかに大きかった。・・・彼を尊敬している。デュークではスターだったし、今はこのチームに不可欠な選手だ。だから俺は6マンになろうが7マンになろうが全然気にならないのさ。」
★ヤオ
以下、アーテスト獲得について、ヤオのコメント。
ヤオ「ある意味、彼のことは好きだ。というのも、彼を相手にするのは大嫌いだったからね。・・・このトレードについて、ルイス(スコラ)とメールをして、チームケミストリーのことを話題にした。心配なのはそれだけだ。・・・必要な能力を持った選手を取ったとしても、大事なのはケミストリーだ。彼を歓迎してない、ということじゃない。新しい選手がなじむには時間がかかるということだ。」
「もちろん心配はある。当然それは考える。もう乱闘だの観客席に飛び込むだの、そういうことはしてほしくないね。ただ、直接彼と話をしたことはないから、なんとも言えないことだ。なんとか早く話をして、チームとして目指す方向を確認したい。ただ、彼は力になってくれるはずだ。今年は彼にとって契約最終年でもあるしね。」
「今回のトレードは賭けに近い。今年、そして来年の新人を出してベテランを取った。これは今すぐ優勝を狙うチームのやり方だ。将来のことは視野にない方法だ。・・・俺たちはレギュラーシーズンに関しては問題ない。問題はプレーオフだ。どうみてもね。プレーオフは基礎能力が問われる。だからユタは2年続けて俺たちに勝った。ロンは攻守にわたりそういう基礎がしっかりした選手だと思っている。・・・優勝に関しては、一歩一歩進むことが大事だと思っている。おれももう28歳だ。あとどれだけできるか分からないが、それでもひとつずつ問題をクリアしていきたい。一度にふたつずつ解決できる自信はあるが、それでもまずはプレーオフ一回戦突破が目標だ。」
★アーテスト
以下、アーテストのコメント。
ヤオがアーテストの加入を少し不安に思っているという報道について、アーテスト「ここはトレイシーとヤオのチームだ。・・・怒ったりしない。ヤオのいうことはわかる。でも俺は今も心の上ではゲットーの住人だから、俺は自分のやり方や文化を変えるつもりはない。ヤオは多くの黒人選手とプレーしてきたが、俺のように強く自分のやり方(=生まれ育った故郷で養われた考え方)を出している選手とはプレーしたことがないと思う。でも、ヤオも俺のことを知れば、俺がどういうやつかわかるはずだ。」
「リック・アデルマンと再会できてうれしい。彼がヤオと一緒になれば、俺の獲得なんて関係なく優勝できる。俺を取ったからチームがプレーオフで先に進めるようになる、なんて考えないでほしい。ヤオ・ミンが去年怪我をしなければジャズに勝てたはずだ。」
「俺は控えをやる。気にならない。シェーンを先発にして、俺を控えにしてくれ。ぜひ。先発か控えか、という点はどうでもいい。」
★一言(ハヤテのごとく風)
ハヤテ「結局、アーテストは移籍しちゃいましたね。」
ナギ「移籍って言うのか?これ。放出とか除去とか、あるいは一世一代の大博打とかだろ。」
マリア「そこまで言わなくても・・・(確かに的は得てますけど。)」
ナギ「だってアーテストがこれまでいたチームを見てみろ。ブルズ、ペイサーズ、キングス。いいのは最初の1年くらいだけで、その後はどのチームもすんごい解体モードに入っただろ?しかもただの解体じゃない。惑星連爆祭と言っていいくらいの派手さだ。最初の1年で優勝できなかったらもうロケッツは解体決定だ。で、アーテストも放出だろうな。」
ハヤテ「あはは・・・。逆にキングスのほうですが・・・こっちは随分若返りましたね。」
ナギ「うむ、いい若手がそろっている。あとはヤク中のBミラー、ヨボヨボのラヒム、使いづらいKトーマスの、鮮度なさすぎヒスタミントリオを追い払えばミッション☆コンプリートだ。ほっとけば2年後に全員出て行ってくれるが、それまで我慢できるかな。今すぐ追い出すのは、難易度的にはてしなく高いぞ。ロマンシングサガ2並みだ。」
ハヤテ「それはもはや不可能クラスですね。・・・では最後にこのトレードで楽しみな点をお願いします。」
ナギ「ロケッツの新人、ジョーイ・ドーシーにはぜひとも、ビル・レインビア→デニス・ロドマン→ロン・アーテストと続く悪の系譜、NBA版「シスの暗黒卿」の座を受け継いでほしい。やつにはその素質が十分にあるように思える。はたして彼は「俺にはディフェンスしかない、生き残れるなら何だってします」と涙を流しながら悪の道に墜ちて行くのか、そこが非常に見どころだ。」
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