シーズンプレビュー(ピストンズ)
Bウォレス「Gモンロー君。お前、いや、君が噂の大物新人か。僕の後輩になるんだね。よろしく。優しいお兄さんがしっかりレッスンしてやるからね。」
■この夏に得た主なもの
Tマグレディ、Gモンロー、Tホワイト、Aデイの筋肉
■この夏に失った主なもの
Kブラウン、ヴィラネバやバイナムやスタッキーのぜい肉
■最高のシナリオ
シーズン開幕頃に、ミシガン州にゆかりのある金持ちへ、チーム売却が決定する。Jデュマースは、将来について新しいオーナーと話し合いをするが、それに時間を取られ、チーム運営がおろそかになる。
Tマグレディはスーパーヒーローらしさを見せるが、スーパーヒーローのように1日3分くらいしか機能しない。それでもマグレディは出場時間に不満を言うので、シーズン中盤に解雇される。結果、ジェレブコ、バイナムに出場時間がまわってきて、彼らは成長する。
Bゴードンは出場時間が短いこともあり、リズムになかなかのれない。しかたなく、Jデュマースはシーズン中盤にウィングの選手を出してビッグマンを獲得する。だが、その選手はチームに溶けこんで機能するまでには至らない。結果、40勝前後勝つが、ピストンズはプレーオフに出場できない。デュマースに対する批判が高まる。
シーズン後、新しいオーナーはディフェンス重視のピストンズ・バスケットボールの復活を望み、そのために大改革することを決める。シーズン後、オーナーは「Jデュマースは自分がいいと決めた選手に愛着を持ちすぎているため、改革の担当者として不適当」と判断する。結果、デュマースは勇退する。新しい監督にはディフェンスの専門家が選ばれる。組織は一新され、ピストンズ・バスケットボール復活の狼煙が上がる。
■最悪のシナリオ
けが人はそれほど多くないものの、ディフェンスを中心に多くの点でチームは機能せず、その全てが解決されないままシーズンが終わる。
Rスタッキーは得点を重ねるが、そのせいで他の選手があまり機能しない。メンバーは比較的健康に過ごすが、出場時間にそれぞれが不満を持ち始め、チームケミストリーが損なわれる。
ヴィラネバが健康に過ごすせいで、チームのオフェンス力は上がるがディフェンスはもろくなり、ジェレブコの出場時間も減る。Gモンローはいい選手だが、Bウォレスとは違いディフェンス面ではまだ機能しない。トレードでビッグマンを獲得するが、これも機能しない。Bウォレスは酷使され、徐々に彼のプレーは効果的でなくなる。大事な時期にウォレスを欠き、ピストンズはプレーオフを逃す。
不況の影響もあり、新しいオーナーは当分の間、コスト削減を重視する決断をする。シーズン後、新しいオーナーはこれまでどおり、デュマースにチーム運営を任せる。しかしデュマースは選手への愛を捨てきれず、将来を支えるPGはRスタッキーと判断し、彼と長期契約を結ぶ。
■参考記事(マネジメントについて)
・デュマースに関する記事。補強したいポイントについて、Jデュマース「ビッグマンは本当に希少種なんだ。・・・PFがほしい。」
昨シーズンについて「昨シーズンは異常なシーズンだったと思いたいね。今シーズンはせめて、フルメンバーで11試合は戦いたい。大胆な数字かもしれない。でも正直な気持ちだ。」
・Jデュマースに関する記事。最近の彼の決断には謎が多いぜ、という内容。
・オーナー候補者に関する記事。ミシガン州にゆかりのある人は以下の2人。
・オーナー候補のトム・ゴアズに関する記事。Mキューバンのような若いやり手。学生時代はミシガン州で過ごした模様。
・オーナー候補のマイク・イリッチに関する記事。ピザ屋のオーナーで、地元のレッドウィングスなどのオーナー。
■参考記事(Jジェレブコについて)
・Jジェレブコに関する記事。ヨーロッパ選手権の試合で大活躍だった模様。
・Jジェレブコに関する記事。昨シーズンは非常時にPGもした彼について、アシスタントコーチ「彼のポジションは3番か4番かわからないな。とにかくフォワードだ。レブロンの相手もするし、PFもディフェンスする。リバウンドもやるし、賢く、気合いが素晴らしい。」
ヨーロッパ選手権の感想について、ジェレブコ「よかった。俺がエースで、ポゼッションの90%は俺が関わった。1番から5番までやった。指揮も、ピック&ロールも、ポストアップも、アイソレーションもやった。」
・Jジェレブコに関する記事。彼について、筆者「昨シーズンは彼とBウォレスのおかげでひどいシーズンでも楽しめた。オフェンスリバウンドを何度もとったり、相手を困らせたり。・・・彼のシュートの65%はゴール下だから、遠めからのシュートはそれほどない。基本的にリバウンドやカットから得点する。アイソレーションがうまいわけじゃない。ディフェンスではPFを守ることがあるが、ポストプレーやピック&ロールの対処に苦戦していた。・・・SFをやるほうが、攻守の面で向いている。しかしトレードなどがない限り、このチームでは彼はPFを務めることになりそうだ。」
■参考記事(ガード陣について)
・Bゴードンのインタビュー記事。昨シーズンについて、ゴードン「多くの人は俺がリズムに乗れていなかったと思っていた。俺の場合、とぎれとぎれの時間でリズムに乗るのは難しい。他のシューターと同じように、アジャストするには時間がかかる。ある程度出場しないとリズムに乗れない。今シーズンも昨シーズンのようになっても・・・そうはならないと思うけど、俺は準備ができている。・・・ただシュートセレクションは改善しないといけない。・・・昨シーズンはあまりレイアップを狙わなかった。今シーズンはそこに注意をしないといけない。」
・Rスタッキーのインタビュー記事。PGとSG、どちらに重きを置いているかについて、スタッキー「両方のポジションをマスターしようと思っている。今シーズンはPGをやることが多いと思う。ウィングの選手が多いから。でもSGに戻されるかもしれないから、わからないな。どちらも好きだよ。」
・Rハミルトンに関する記事。テクニカルファールの基準が厳しくなることについて、ハミルトン「俺のように感情を出してプレーする選手にとっては、きついね。テイション(プリンス)のような何を考えているのかわからないような男は大丈夫だろう。俺みたいなやつはたんまりもらいそうだね。」
■参考記事(Bウォレスについて)
・Bウォレスに関する記事。彼について、筆者「昨シーズンの彼は、+-、O-Rating,、D-Ratingでチーム一番のスタッツを残したので、チーム最高の選手と言っていい。驚くことに、彼がコート上にいるとき、チームのオフェンスは最も機能していた。彼のリバウンド、スクリーン面での上達がチームのオフェンスを効果的なものにしていた。」
「彼との契約が、この夏のチーム最高の動きと言っていい。ベンを2年最低保証額でとれた。いいスタッツを残したので、優勝候補のチームに狙われていただろうし、また、ベンは行きたいところに行くこともできたはずだ。でもベンはここを選んだ。」
「彼はシーズンの終わりの頃になると動きが悪くなっていた。理想としては、Gモンローがその頃にスタメンになれる実力をつけてくれると嬉しい。・・・Gモンローが成長せず、82試合もベンが先発で出ないといけないチーム状態のままなら、プレーオフ進出はないだろう。」
・ウォレスのインタビュー記事。若手が熱心に練習するので俺は気に入っている、という内容など。
■参考記事(その他)
・Gモンローに関する記事。彼について、筆者「ジョージタウン大学のプリンストンオフェンスのもとで、彼は主にハイポストでプレーしていた。リバウンドを取りにくいポジションで、エースとして、パッサーとしてプレーしていた。・・・だからピストンズでは、彼は多少効果的にプレーできるようになるんじゃないだろうか。・・・モビリティーに欠けるので、ペリメーターでのディフェンスには不安がある。」
・ピストンズの雑誌。Gモンローが表紙。マニアック。
・プレビュー記事。
・Cヴィラネバのインタビュー記事。
・Cヴィラネバのインタビュー記事。7ポンド体重を落とした模様。
・Wバイナムのインタビュー記事。Tグローバー仙人のところで修行してきた模様。体重も落とした模様。
・Aデイに関する記事。「以前の僕はガリガリで、165ポンドのウェイトリフティングが10回もできなかった。けど今では、10セットもできるようになるほどムキムキさ。体重も新人の頃からかなり増やしたんだぜ」という内容。
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