NFLのCBA
NFLの労使交渉についてよく知らなかったので、調べたことなどをメモ。NBAの話じゃなくてすみませんね・・・。
以下、NFLの労使交渉に関する簡単なQ&A記事より。
■Q&A
Q:ロックアウトが起こりそうになっているそもそもの原因はなんですか。
A: 2年前に、NFLのオーナーたちが、現行のCBAを2010年シーズン終了後に破棄するという決断をしました。それが原因です。
Q: 前回のCBA締結後からわずか2年後に、なぜ破棄を決めたのですか?
A: リーグ総収益の約60%が選手たち側の取り分になったことで、オーナーたちが「選手にとって良い結果になっている」と感じたためです。
Q: ロックアウトがあるとすればいつからですか。
A: シーズン終了日の3月4日までに新しいCBAが締結されなければ、オーナーたちはロックアウトを開始できます。
Q: オーナー側の希望は何ですか。
A: 第一の希望は、総収益に占めるコストクレジット(リーグ運営などに使われる資金)の割合を、「現在の分+総収益の18%」へ増やすこと。これが行われると、選手側の取り分は小さくなります。額にして、選手側の取り分は約18%減少すると言われています。
Q: 選手側の希望は何ですか?
A: 現在のCBAで決められている選手側の取り分の維持です。
Q: 他の交渉事項は何ですか?
A:レギュラーシーズンの試合を18試合に増やすこと。NBAのように新人の契約額を決めること。これらが主な事項です。
Q: ロックアウトの期間、選手はどうなりますか。
A: 年俸と、医療保険を失います。
Q: ロックアウトの期間、チームはどうなりますか。
A: テレビ放送関連の収入は保証されています。しかし、チームは選手に関わることができません。オフシーズンのワークアウト、チームミーティング、トレード、ドラフト指名選手やFAとの契約、トレーニングキャンプなどができません。9月までロックアウトが続けば、試合もできません。
Q: ドラフトはどうなりますか。
A: 4月の終わりに行われます。チーム側は選手を指名することはできますが、新しいCBA締結まで契約はできません。ドラフト外の選手とも契約できません。
Q: ロックアウトになりますか?
A: コミッショナーはCBA締結はうまくいくと、公の場で強気にコメントをしています。しかし、選手やオーナーの大半はそこまで楽観視していません。
■その他参考記事
・非常に分かりやすい、図入りの日本語記事。
・上と同じような内容の記事。
・TブレイディーとRルイスが試合数増加を不安視していることに関する記事。怪我のリスク増加などが選手側の主な不安内容。選手組合の気持ちは「リーグ側は試合を増やそうとしている一方、選手側の取り分を減らそうとしている。」と感じている模様。
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